着物の帯合わせ方|着物の格と帯の種類の早見表

結論着物の帯合わせは、行き先から着物の格を決め、季節を確かめてから、格に合う帯の種類、最後に色と柄で選ぶのが基本です。留袖・振袖・訪問着には袋帯、小紋・紬には名古屋帯か半幅帯、浴衣には半幅帯か兵児帯が目安です。格と季節の決まりは一般的な目安で、地域や流派、行き先の考え方で変わります。

帯合わせというと色の組み合わせを思い浮かべがちですが、先に決めるのは格です。色が合っていても、訪問着に半幅帯のように格がずれると、行き先によってはちぐはぐに見えます。この記事では、着物の格と合わせる帯の早見表、季節と色の選び方、帯合わせの手順をまとめます。見落としやすいのは季節で、夏の薄物の時期には帯も夏帯に替えます(くわしくは着物の季節のルール)。

着物の格と合わせる帯の早見図。留袖・振袖・訪問着は袋帯、付け下げは袋帯か格のある名古屋帯、色無地は袋帯か名古屋帯、小紋・紬は名古屋帯か半幅帯、浴衣は半幅帯か兵児帯
おおむね上ほど格が高く、改まった場向きです(一般的な目安。色無地は紋の数で変わります)。
目次

着物の格と帯の早見表

着物の種類ごとの格の目安と、合わせる帯、主な場面です。格は高い順に第一礼装・準礼装・略礼装で、その下がおしゃれ着・普段着です。色無地は紋の数で格が変わり、紋付きなら袋帯で式典にも着られます。

着物格の目安合わせる帯主な場面
黒留袖第一礼装(既婚)袋帯(金銀の礼装用)結婚式の親族
色留袖第一礼装〜準礼装袋帯(礼装用)結婚式・式典
振袖第一礼装(未婚)袋帯(変わり結び)成人式・結婚式の招待
訪問着準礼装袋帯結婚式の招待・式典・お茶会
付け下げ準礼装〜略礼装袋帯・格のある名古屋帯式典・お茶会・観劇
色無地紋の数で変わる袋帯・名古屋帯紋付きは式典・お茶会、紋なしはお出かけ
小紋おしゃれ着・普段着名古屋帯・しゃれ袋帯・半幅帯お出かけ・観劇・食事
紬おしゃれ着・普段着名古屋帯(八寸の織り帯・九寸の染め帯)・半幅帯普段着・お出かけ
浴衣夏のくつろぎ着半幅帯・兵児帯お祭り・花火大会
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着物・帯の写真管理と帯合わせ(iPhone・iPad)

  • 着物の写真に帯の写真を重ねて、スワイプで差し替える
  • 着物・帯・小物を季節・色・保管場所まで記録して写真で一覧にする
  • 組み合わせを「装い」として場面と着た日で残す
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※無料・件数の制限なし・会員登録なし・広告なし。写真と記録は端末の中だけに保存されます

帯の種類と格の早見表

帯にも格があり、袋帯がいちばん広い場面で使えます。それぞれの帯の違いは帯の種類一覧で説明しています。

帯格の目安合わせる着物
丸帯最も格が高い今は花嫁衣装など限られた場
袋帯礼装〜準礼装留袖・振袖・訪問着・付け下げ・色無地
名古屋帯(九寸)略礼装〜おしゃれ着付け下げ・色無地・小紋・紬
八寸名古屋帯おしゃれ着・普段着小紋・紬
半幅帯普段着・浴衣小紋・紬・浴衣
兵児帯くつろぎ着浴衣

季節で選ぶ: 袷・単衣・薄物

着物は裏地の有無と生地で季節が分かれ、帯もそれに合わせます。

着物どんな着物か時期の目安
袷(あわせ)裏地あり10月〜5月
単衣(ひとえ)裏地なし6月・9月
薄物(うすもの)絽・紗など透ける生地や麻7月・8月
浴衣(ゆかた)木綿などの夏の着物夏(7月・8月が中心)

薄物の時期(7月・8月)は、帯や小物も夏用に替えるのが基本です。単衣の時期の帯や小物は考え方が分かれます(くわしくは着物の季節のルール)。

色と柄で選ぶ

染めの着物に織りの帯、織りの着物に染めの帯

訪問着や小紋のような染めの着物(白い生地を織ってから色や柄を染めたもの)には織りの帯、紬のような織りの着物(先に糸を染めてから織ったもの)には染めの帯を合わせる、とよく言われます。決まりではなく目安で、例外の合わせ方もあります。

着物の柄の中の1色を帯に取る

着物の柄に入っている色を1つ選び、その色の帯を合わせると全体がまとまります。反対の色を選ぶとメリハリが出て、同じ系統の色を選ぶと落ち着いた印象になります。

帯揚げ・帯締めで全体をまとめる

帯揚げと帯締めは面積が小さい分、差し色にしやすい小物です。帯の柄の中の色や、着物と帯の両方に入っている色から選ぶと、合わせが1つにつながります。

帯合わせの手順

  1. 行き先(場面)を決め、着物の格を決める
  2. 季節(袷・単衣・薄物・浴衣)を確かめる
  3. 着物の格に合う帯の種類を選ぶ
  4. 色と柄で選ぶ(染めと織り、着物の柄の中の1色を帯に取る)
  5. 帯揚げ・帯締めで全体をまとめる

合わせを決めたら、どの着物にどの帯を合わせたかを記録しておくと、次に同じ場面で迷いません。手持ちの着物と帯を一覧にする方法は着物の管理方法にまとめています。

よくある質問

Q1. 訪問着に名古屋帯は合わせられますか

改まった場では袋帯が目安です。訪問着に名古屋帯を合わせる人もいますが、結婚式や式典では袋帯を選ぶと安心です。

Q2. 小紋に袋帯は合わせられますか

金銀の少ない、しゃれ袋帯なら合わせられます。礼装用の袋帯は、小紋の格とずれます。

Q3. 紬にはどんな帯を合わせますか

名古屋帯(八寸の織り帯や、九寸の染め帯)か半幅帯が目安です。紬は織りの着物なので、染めの帯がよく合うと言われます。

Q4. 帯の色はどう選べばいいですか

着物の柄の中の1色を帯に取ると、まとまりやすくなります。反対の色ならメリハリ、同じ系統の色なら落ち着いた印象になります。

Q5. 帯合わせを確かめられるアプリはありますか

おびめくりは、着物の写真に帯の写真を重ね、左右にスワイプして差し替えながら見比べられるiPhone・iPadアプリです。着物・帯・小物の写真と、合わせた組み合わせも記録できます。

まとめ

  • 帯合わせは、行き先と着物の格→季節→帯の種類→色と柄の順に選ぶ
  • 留袖・振袖・訪問着は袋帯、小紋・紬は名古屋帯か半幅帯、浴衣は半幅帯か兵児帯が目安
  • 袷は10月〜5月、単衣は6月・9月、薄物は7月・8月が目安。薄物の時期は帯や小物も夏物にする

季節の決まりは着物の季節のルール、帯の違いは帯の種類一覧にまとめています。

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