結論屋根勾配は ①水平器と差し金(メジャー)②勾配計(傾斜計)③図面の表記 ④スマートフォンのセンサー の4つの方法で調べられます。どれも「水平10に対して何上がるか」を求めます。
塗装や板金の見積で勾配がわからないと、屋根面積も材料の長さも決まりません。屋根に上らずに済む方法から順に試すのが安全です。測ったあとの角度と係数は屋根勾配の角度早見表で確かめられます。

目次
屋根勾配の4つの測り方(比較)
| 方法 | 必要なもの | わかる値 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 水平器と差し金 | 水平器・差し金またはメジャー | 寸 | 屋根面や破風に手が届くとき |
| 勾配計(傾斜計) | 勾配計 | 角度(寸目盛り付きもある) | 屋根面に当てられるとき |
| 図面を読む | 立面図・矩計図 | 寸(「4/10」など) | 図面があるとき・屋根に上らないとき |
| スマートフォン | センサー付きの端末とアプリ | 寸・角度・係数 | その場で記録まで残したいとき |
水平器と差し金で測る
- 屋根面(または破風・垂木)に水平器の端を当て、気泡を見ながら水平に出す
- 当てた点から水平に10cm(または10の倍数)の位置を決める
- その位置で、水平器から屋根面までの垂直の距離を測る
- 垂直の距離÷水平の距離×10=寸勾配(水平10cmで4cmなら4寸)
勾配計(傾斜計)で測る
勾配計を屋根面に当てて角度を読みます。角度で読んだときは、寸=10×tan(角度)で寸に直します。換算は早見表の2つ目の表が便利です。
\ 勾配計のかわりに、iPhoneを屋根に当てるだけ /
図面から読む
立面図や矩計図に「4/10」「4寸」のように書かれていることが多いです。屋根に上らずに済むので、図面があれば最初に確かめます。
スマートフォン(やねメモ)で測る
やねメモは、端末を屋根面にぴったり当てて「固定」を押すと、寸勾配・角度・勾配係数を0.1寸刻みで表示します。縦向き・横向きどちらでも同じ値になります。測った勾配は面積計算にそのまま引き継がれ、現場名・日付と一緒に記録できます。
センサーの値は、端末の置き方や屋根面の状態で誤差が出ます。材料の発注や施工の判断は、現場での実測とあわせて確かめてください。
屋根勾配を測るときの注意
- 屋根の上での作業は転落の危険があります。安全帯・足場などの安全対策をとり、無理に上らないでください
- 瓦の重なりや波板の山谷で値がずれるので、平らな面か垂木・破風で測る
- 1か所だけでなく、2〜3か所で測って比べる
よくある質問
Q1. 屋根に上らずに勾配を知る方法はありますか
図面を読むのがいちばん確実です。図面がなければ、破風や軒先など手の届く部材で測る方法があります。
Q2. 水平10cmで3.5cm上がったら何寸ですか
3.5寸です。角度は約19.3°、勾配係数は約1.059です。
Q3. 角度で測った値を寸に直すには
寸=10×tan(角度)です。20°なら約3.64寸です。
まとめ
- 測り方は 水平器と差し金・勾配計・図面・スマートフォン の4つ
- 水平10に対する高さを求めれば寸勾配
- 屋根に上る前に図面を確かめ、上るときは安全対策を
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