屋根面積の計算方法|切妻・寄棟・片流れの求め方と例題【勾配係数つき】

結論屋根面積は「水平投影面積(軒の出を含む)×勾配係数」で出します。四方が同じ勾配なら、切妻・寄棟・片流れのどれでも同じ式です。違うのは流れ長さと棟の長さです。

塗装や葺き替えの見積では、屋根面積が材料と費用の土台になります。床面積や建築面積をそのまま使うと、軒の出と勾配の分だけ小さく出てしまいます。この記事では式、屋根形ごとの違い、例題の順に説明します。勾配の角度と係数は屋根勾配の角度早見表で確かめられます。

屋根面積の計算図。軒の出を含む水平投影面積に勾配係数を掛ける
上から見た面積(軒の出を含む)に勾配係数を掛けると屋根面積になります。
目次

屋根面積の計算式

  1. 軒を含めた間口=間口+軒の出×2
  2. 軒を含めた奥行=奥行+軒の出×2
  3. 水平投影面積=軒を含めた間口×軒を含めた奥行
  4. 屋根面積=水平投影面積×勾配係数

勾配係数は勾配係数(伸び率)とはの表か、√(1+(寸÷10)²)で出します。

屋根形ごとの違い(切妻・寄棟・片流れ)

屋根形屋根面積流れ長さ棟の長さ
切妻水平投影面積×係数軒を含めた奥行÷2×係数軒を含めた間口
寄棟(四方同勾配)水平投影面積×係数軒を含めた奥行÷2×係数軒を含めた間口-軒を含めた奥行
片流れ水平投影面積×係数軒を含めた奥行×係数なし

寄棟は四方が同じ勾配のときの式です。面ごとに勾配が違う屋根は、面ごとに分けて計算してください。

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例題:間口8m・奥行6m・軒の出0.6m・4寸勾配

項目計算切妻寄棟片流れ
水平投影面積9.2×7.266.24㎡66.24㎡66.24㎡
屋根面積66.24×1.077約71.3㎡約71.3㎡約71.3㎡
流れ長さ上の表の式約3.88m約3.88m約7.75m
棟の長さ上の表の式9.2m2.0mなし

図面から屋根面積を出す手順

  1. 平面図・屋根伏図で間口・奥行を読む
  2. 立面図・矩計図で軒の出と勾配(「4/10」などの表記)を読む
  3. 上の式に入れる

図面が無い場合の勾配の調べ方は屋根勾配の測り方で解説しています。

よくある質問

Q1. 屋根面積と建築面積の違いは

建築面積は建物を上から見た面積で、勾配は入りません。屋根面積は斜面の実際の面積なので、軒の出と勾配の分だけ大きくなります。

Q2. 寄棟の屋根面積も切妻と同じですか

四方が同じ勾配で、軒の出と平面の寸法が同じなら同じです。違うのは流れ長さと棟の長さです。

Q3. 下屋や庇は含めますか

含める場合は、下屋や庇を別の屋根として同じ式で計算し、足してください。

まとめ

  • 屋根面積=(間口+軒の出×2)×(奥行+軒の出×2)×勾配係数
  • 屋根形で変わるのは流れ長さと棟の長さ
  • 勾配が違う面は、面ごとに分けて計算する

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