結論シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、文字を見ずに少し遅れて同じ文を声に出す練習です。影(shadow)のように後を追うことから、この名前で呼ばれます。文字を見るかどうか、音声と同時か後からかで、音読・オーバーラッピング・リピーティングと分けられます。
英語を声に出す練習には、似た名前のものがいくつかあります。違いは、文字を見るか、音声とどのタイミングで声を出すかにあります。この記事では、シャドーイングと似た練習の違いを1枚の表にまとめます。声に出さない練習ですが、比べるために聞いて書き取るディクテーションも並べます。実際の進め方はシャドーイングのやり方|初心者向けの5つの手順と1日の組み方で説明しています。
シャドーイングと音読・オーバーラッピング・リピーティングの違い
| 練習 | 文字 | 音声とのタイミング | 主に練習すること |
|---|---|---|---|
| 音読 | 見る | 音声なし | 自分のペースで声に出す |
| オーバーラッピング | 見る | 音声と同時 | 速さとリズムに合わせる |
| リピーティング | 見ない | 1文ずつ止めてから | 1文を正確に言い直す |
| シャドーイング | 見ない | 少し後から止めずに | 聞きながら少し遅れて声に出す |
| ディクテーション | 見ない | 聞いてから書く(声に出さない) | 聞き取れない語を見つける |
シャドーイングの基本の形
シャドーイングでは、音声を止めずに流し、聞こえた英文を少し遅れて追いかけるように声に出します。どのくらい遅れるかは、人や教材によって違います。聞くことと話すことを同時に行うので、似た練習の中ではむずかしいほうです。
シャドーイングに入る前の準備
意味の分からない音声で後を追うと、音をまねるだけになりやすくなります。先に音だけ聞いて話題をつかみ、スクリプト(英文の原稿)で単語と意味を確かめておくと、意味を考えながら声に出せます。
文字を見ながらのシャドーイング
スクリプトを見ながら音声と同時に声に出すやり方は、オーバーラッピングに当たります(パラレルリーディングとほぼ同じ意味で使われることもあります)。教材やアプリによっては「文字を見ながらシャドーイング」と呼ぶこともあり、文字を見ない本来のシャドーイングの前の段階として使われます。
どの練習から始めるか
どれが正しいというより、文字を見る練習から見ない練習へと段階を上げていくと、つまずいた所が分かりやすくなります。下は一例です。1本の音声で準備からシャドーイングまで回す進め方は、シャドーイングのやり方の5つの手順で説明しています。そちらではリピーティングを挟まず、文字を見ながら声を重ねる練習からシャドーイングへ進みます。
- 音読で、文字を見て自分のペースで英文を声に出す
- オーバーラッピングで、音声の速さに合わせる
- リピーティングで、1文ずつ止めながら文字を見ずに言う
- シャドーイングで、止めずに後を追う
シャドーイングで話題に慣れたら、同じ話題を自分の言葉で話す練習もできます。やり方は英語の独り言のやり方|ニュースの話題で3文つくる練習にまとめています。
よくある質問
Q1. シャドーイングとはどういう意味ですか
英語の shadow(影)から来た言葉で、音声の後を影のように追いかけて声に出す練習を指します。
Q2. シャドーイングと音読の違いは何ですか
音読は文字を見て自分のペースで読みます。シャドーイングは文字を見ずに、流れている音声の少し後から同じ文を声に出します。
Q3. シャドーイングとオーバーラッピングの違いは何ですか
オーバーラッピングは文字を見ながら音声と同時に読みます。シャドーイングは文字を見ずに、音声より少し遅れて声に出します。
Q4. シャドーイングとリピーティングの違いは何ですか
リピーティングは1文ごとに音声を止めて、聞いた文を言い直します。シャドーイングは音声を止めずに流し、少し遅れて追いかけるように声に出します。
まとめ
- シャドーイングは、文字を見ずに音声の少し後から同じ文を声に出す練習
- 似た練習とは「文字を見るか」「音声とどのタイミングで声を出すか」で分けられる
- 文字を見る練習から見ない練習へと段階を上げる
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