塗料の配合計算|主剤・硬化剤・シンナーの量の早見表と計算式

結論2液形塗料の配合は、硬化剤 = 主剤 × 硬化剤側 ÷ 主剤側、シンナー =(主剤+硬化剤)× 希釈率 ÷ 100で出せます。配合比 4:1・主剤1,000g・希釈率5%なら、硬化剤250g・シンナー約63g・合計約1,313gです。配合比と希釈率は製品ごとに違うので、必ず缶のラベルや仕様書の値で計算してください。

2液形の塗料は、主剤に硬化剤を決まった比で混ぜ、必要ならシンナーで薄めて使います。比を見ても、手元の主剤の量に対して硬化剤とシンナーが何gになるかは、毎回計算しないと分かりません。この記事では、主剤1,000gあたりの早見表と、作りたい合計から逆算する表、計算式をまとめます。間違えやすいのは希釈率の基準で、「主剤+硬化剤に対して」か「主剤だけに対して」かでシンナーの量が変わります(くわしくは塗料の希釈率の計算)。

塗料の配合計算の図。主剤1,000g、配合比4:1で硬化剤250g、希釈率5%でシンナー約63g、合計約1,313g
主剤の量から、硬化剤、シンナー、合計の順に出します。
目次

塗料の配合の早見表(主剤1,000gあたり)

主剤1,000gに対する硬化剤とシンナーの量です。希釈率は「主剤+硬化剤に対して」で計算し、1g未満は四捨五入しています。主剤が500gなら、表の値を半分にします。

配合比(主剤:硬化剤)硬化剤主剤+硬化剤シンナー(希釈率5%)シンナー(希釈率10%)
10:1100g1,100g55g110g
5:1200g1,200g60g120g
4:1250g1,250g63g125g
2:1500g1,500g75g150g
1:11,000g2,000g100g200g
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※無料・会員登録なし・広告なし。配合比などは必ずお使いの塗料の仕様書の値を入れてください

作りたい合計から逆算する早見表(合計1,000g・希釈率5%)

バケツ1杯ぶんなど、作りたい合計の量が先に決まっているときは、合計から主剤を逆算します。内訳の和が合計の1,000gにそろうよう、四捨五入のずれは主剤で合わせています。

配合比(主剤:硬化剤)主剤硬化剤シンナー合計
10:1865g87g48g1,000g
5:1793g159g48g1,000g
4:1762g190g48g1,000g
2:1635g317g48g1,000g
1:1476g476g48g1,000g

塗料の配合の計算式

硬化剤の量の計算式

硬化剤(g)= 主剤(g)× 硬化剤側 ÷ 主剤側 です。配合比 4:1 で主剤1,000gなら、1,000 × 1 ÷ 4 = 250g です。比を%で言うときの言い方の違いは塗料の硬化剤の割合で説明しています。

シンナーの量の計算式

希釈率が「主剤+硬化剤に対して」なら、シンナー(g)=(主剤+硬化剤)× 希釈率 ÷ 100 です。上の例では(1,000 + 250)× 5 ÷ 100 = 62.5g で、秤が1g単位なら約63gです。「主剤だけに対して」なら、主剤 × 希釈率 ÷ 100 で計算します。

作りたい合計から主剤を逆算する式

希釈率が「主剤+硬化剤に対して」のとき、主剤 = 合計 ÷((1 + 硬化剤側 ÷ 主剤側)×(1 + 希釈率 ÷ 100))です。出た主剤の量から、上の2つの式で硬化剤とシンナーを出します。

1g単位に丸めるときの合わせ方

硬化剤とシンナーを四捨五入し、合計から2つを引いた残りを主剤にすると、内訳の和が合計とそろいます。主剤の量を先に決めて計算した場合は、主剤はそのままで、合計のほうが四捨五入した値になります。

例題: 入力から結果まで

入力計算結果
主剤1,000g・4:1・希釈率5%1,000×1÷4/(1,000+250)×5÷100硬化剤250g・シンナー約63g・合計約1,313g
主剤600g・10:1・希釈率10%600×1÷10/(600+60)×10÷100硬化剤60g・シンナー66g・合計726g
合計1,500g・4:1・希釈率5%1,500÷(1.25×1.05)で主剤を出す主剤1,143g・硬化剤286g・シンナー71g

配合の手順

  1. 缶のラベルや仕様書で、配合比・希釈率と、希釈率の基準を確かめる
  2. 主剤の量を決める(作りたい合計の量から逆算してもよい)
  3. 硬化剤を量って混ぜる(主剤 × 硬化剤側 ÷ 主剤側)
  4. シンナーを量って混ぜる(基準の量 × 希釈率 ÷ 100)

2液形の塗料は、混ぜてから使える時間(可使時間)が仕様書に書かれています。その時間内に使い切れる量だけ作るときは、作りたい合計から逆算すると量を決めやすくなります。

よくある質問

Q1. 4:1の配合で主剤1kgなら硬化剤は何gですか

1,000 × 1 ÷ 4 = 250g です。主剤500gなら125gです。

Q2. 塗料の配合比は重量比ですか、容量比ですか

製品によって違います。缶のラベルや仕様書でどちらかを確かめてください。この記事の計算は、すべて重さ(g)で量る場合です。

Q3. 希釈率5%のとき、シンナーは何gですか

希釈率が「主剤+硬化剤に対して」なら、混ぜた量の5%です。主剤1,000g・4:1なら(1,000+250)× 5 ÷ 100 = 62.5g(約63g)です。

Q4. 硬化剤を多めに入れてもいいですか

自分の判断で多め・少なめにせず、仕様書の配合比で量ってください。比から外れたときにどうなるかも、製品の仕様書やメーカーで確かめます。

Q5. 塗料の配合計算ができるアプリはありますか

ペンキ電卓は、主剤の量と配合比・希釈率を入れると、硬化剤とシンナーの量を1g単位で出すiPhoneアプリです。作りたい合計からの逆算と、面積からの缶数の計算もできます。

まとめ

  • 硬化剤 = 主剤 × 硬化剤側 ÷ 主剤側。4:1・主剤1,000gなら250g
  • シンナー =(主剤+硬化剤)× 希釈率 ÷ 100。基準が「主剤だけ」なら主剤 × 希釈率 ÷ 100
  • 合計が先に決まっているときは逆算する。合計1,500g・4:1・5%なら主剤1,143g・硬化剤286g・シンナー71g

希釈率は塗料の希釈率の計算、塗る面積からの量は塗料の必要量の計算にまとめています。

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